후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
こぶ
犬田卯短編集 一
犬田 卯
犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면
」
「だって、ひでえやい。いいから、あとで見るッちだから……」
「そんなことで喧嘩するんでねえ、この野郎ら。――勝は早く泥を掻け。」
浩平は一喝して、大きな鋤簾を水音高く掘割へ投げこんだ。
勝は帽子を被り直し、それから畦に投げ出されていた泥掻きを取って、母親が切りかえしている田の一方へ父と兄貴が浚い上げる例の泥土を、その中ほどまで掻いて来るという単純ではあるが子供の身にはやや骨の折れる仕事にとりかかった。田へ入るや否や、気持の納まらぬ彼は、丁字形の泥掻きで反対にいきなり由次の方へ泥をひっかけた。
「あれ、この野郎」由次も片脚を上げて足許の泥を跳ねとばしたが、それは勝の方へは行かず、遠く母親の方へ飛んだ。
「こら、由、何すんだ、馬鹿。」
叱られた兄貴を横眼で見て、勝は口をひん曲げ、眼玉を引っくり返してにゅっとやった。いくらかそれでこじれた気分が直って、せっせとこんどは、本気に泥をかきはじめた。
それにしても次から次へと上げられる泥土を一人で掻くのは容易のことでなかった。勝は一時間もしないうちに大汗になってしまった。
「あ、メソん畜生――こら、こん畜生。」
淡緑色の小鰻が泥の中を逃げまどっている。