후리가나로 읽는 일본 고전
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いぬ
犬
三遊亭 金馬
三遊亭 金馬의 犬(いぬ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,861자 · 16화면
眼の悪い歌笑という弟子が引いて歩いたのだが、犬に引かれるというほうが適切であった。外の人が、「師匠、あれは盲導犬だねえ」とうまいことをいった。この犬が「お廻り」「チンチン」「お預け」「お手」となんでも芸をするが、一つ褒められたことは、「お辞儀」というと両手を前にそろえて頭をさげて相手を見る。ぼくがラジオ放送のときに不思議そうな顔でラジオの前で首をかしげている写真が今でもとってある。
この犬が近所の火事を教えて町会長から賞状をいただいたことがある。忘れもしない四谷天王様の酉の市の晩で、石切り横丁は夜おそくまで人通りが絶えない。二時か三時頃静かになってトロトロと寝ると、裏庭のハウスのなかに寝ていた寿限無が、ウオーと変な声をだして遠吠えをする。「うるさい静かに」と何度叱っても鳴きつづけるので、戸をあけてみると変な臭いがして煙が見える。表戸をあけて飛びだしてみると二、三軒さきの煙草屋の二階から煙が出ている。消防署へ電話をかけて、水道の水を出しっぱなしにして、梯子をかけ、近所の人も後から寄って大勢で消してしまった。そのとき煙草屋の親父は荷物をだすでもなく、水をかけるでもなく、ただ表で見ていたが、結局は二階の押入れの火の気のないところから火がでて、その煙草屋の親父が保険金欲しさに放火したということがわかったが、ぼく