후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
夢野 久作의 狂歌師赤猪口兵衛(きょうかしあかちょこべえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,418자 · 79화면
御苦労であったぞ……その方が赤猪口兵衛か」
「ヘエ。坂元孫兵衛と申しまするが本名で……ヘエ。以前は博多竪町の荒物屋渡世……当年五十六歳で……ヘエ……」
と淀みなく言ううちに涙ぐんだ赤んべえ面を上げて水洟を一つコスリ上げた。それだけでもチョッと人を舐めているらしく見える。松倉十内国重は、今更のように肩を怒らして銀煙管を膝に取った。
「ウム。これは役柄をもって相尋ねるが、その方は只今も申す通りズット以前は博多の荒物屋渡世。大酒のために一家分散して昨今は博多瓦町の町外れ、万延寺境内に逼塞し、福岡博多の町々を徘徊して物を貰い、又は掃溜を漁りながら行く先々の妙齢の娘の名前、年齢、容色、行状、嗜みなんどを事細やかに探り知り、縁辺の仲介を致し、又は双方の相談相手になるのを仕事のように致しおる……という趣じゃが、それに相違ないか」
「ヘエヘエ。相違ないどころでは御座いません。それが本職で……まだほかに歌も詠みます。その歌を書きました渋団扇を一枚五文で買うても貰います。よんどころない時は非人も致します。掃溜も毎日のように漁りますが、何と申しましても縁談の取持が一番、収入が多う御座います。