후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
夢野 久作의 狂歌師赤猪口兵衛(きょうかしあかちょこべえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,418자 · 79화면
ようにでも大きく結われるものを、惜し気もなくグイグイと引詰めて結うておったもので御座います。そこで出入りの女髪結の口を※(「てへん+毟」、第4水準2-78-12)って見ますると、これは継母とお熊さん自身の注文で、見かけの通り出来るだけ引詰めて在る上に、元結いも二本掛の処は四本掛、五本掛の処は麻紐で引締めておりますので、まことに結いにくいそうで御座いますが、何でも自宅で踊の稽古をするので崩れんようにと言う注文で御座いましたそうで……」
「ううむ。それが又、何として博奕を打った証拠に相成るのじゃ」
「ヘエ。それが、そればかりなら宜しゅう御座いますが、その外出頭の鬢から髱のあたりに気を付けてみますると、一度、毛がピッシャリと地肌に押付けられたものを、又掻き起いて恰好を付けた痕跡が、そのまま髪毛の癖になって、両鬢から髱を一まわり致しておりまする。これは疑いもない向う鉢巻を致しました証跡で……つまり丁半や花札を引きまする場合には、男でも鬢の乱れを止めるために幅広う鉢巻を致しまする者が多いので、博奕打の朝髪と申しまするのはこげな髪の乱れを隠すために、綺麗に手を入れるからで御座りまする。