후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さる
猿
宮本 百合子
宮本 百合子의 猿(さる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,437자 · 11화면
猿
宮本百合子
人 物
ヨハネス (十八歳)
エッダ (十六歳)
エッダの母親 (四十歳前後)
場 所
デンマークの片田舎
時
或る秋
幕開く
第一 エッダの家の中
下手に、大きな鉄の蝶番(ちょうつがい)の付いた木の大扉、開け放してあり、傍の壁の三段の棚の上には、上部に大小の皿、下段には、鑵、硝子瓶その他、料理用の小道具が置いてある。
直ぐ前が、石塊で囲んだ炉、鋸歯のような自在鍵から、円い煮物鍋が下っている。
椅子、薪木入等。
上手には、頑丈な、手彫模様のついた木製の長卓子、腰掛、櫃(チェスト)等置かれている。
正面の素朴な硝子窓から、透明な黄昏(トワイ)の光(ライト)が部屋に入り、横顔を浮上らせながら、エッダ、白い後までまわる大前掛けをし、くるりと髪を包む頭巾をかぶって、糸車を廻している。母親、チロチロと小さい焔の見える炉辺で、縫物をする。暫く沈黙。――
やがて、
エッダ 阿母さん!
母親 何だい?(縫物の手を動かしたまま)
エッダ ヨハンがおそいね。……どうしたんだろう。
母親 ――あの子のことだから、また、野っ原に仰向いて、雲でも見ながら、腹の空(す)くのを忘れているんだろう。