후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 174,521자 · 344화면
面白いというか、すばらしいというか。大したものね。家畜は牧草のあるところへと目ざさなくてはなりません。人間の踏破の様々の形態を思いやります。世界中が現在は、最も近代的な速力によっての踏破と並行に、最も原始的踏破を行っているというわけね。めいめいの足の寸法での。実に様々の流れがあるわけです。鉄の流れ(セラフィモヴィッチの詩小説)のみならず。騒然と、しかし着実に歴史が移りつつあるというのは実感です。
前の手紙に申しあげたようなわけで、わたし一人だけでどこかに家をもつ――部屋をかりるということは殆ど不可能です。今はどこも、いいツルをもっている人に一室でもかしたがります。工場へつとめていて、カンづめをもって来るとか、布地が来るとか。ね。気風わかるでしょう? そういう慾ぬきで、わたしと一緒に暮してよいと思うひとのところへは、ほかの事情で暮せないのよ。笑えぬ滑稽ですね。だからわたしはいや応なし姉さんとしてくっついていなければ不便です。永続的持久法として。国が九月にはすっかり事務所を閉じて開成山へ行くと申して居ます。こっち誰か留守番を置いて。わたしはその人たちと暮すようになるのでしょうか、それとも開成山に行って、そこからこっちへ十日に一度ずつも出て来るようになるのでしょうか。