후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 374,755자 · 745화면
先達って「ミケルアンジェロ伝」の中で、著者はなかなか芸術についても良識的な感覚をもって語っていていいと思いましたが、ただ一つ、ああまだこの著者には描きつくせぬところがあると、思いました。それは、芸術の態度、特に自然についての部分。覚えていらっしゃるでしょう。あすこに云われている過去の日本の芸術の伝統が自然に向って来たことについては、全く正当です。そして、あすこでとりあげられているのは読者のために有益です。しかし、あの著者は、まだ、人間が或場合、最も科学的でありリアリスティックであるがためにこそ、却って、青い青い月の光りのなかに満腔の思いをこめて、表現しなければならない場合のあること、そういう余儀なさについてはふれていません。ふれ得ないのだと思う。自然に対する東洋的態度というものそのものについても、もうすこし深くながめると、そのよって来るところは、自然へ逃避するという、一方逃避せざるを得ないものがどのくらいひろく存在していたかということであると思います。
支那の生活はあの位歴史的に波瀾多く、苦窮の底は深く生命は浪費せられていた、そういう支那に仙人や仙境が流行ったようにね。