후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 374,755자 · 745화면
テーブルは薄黄色い地に薄みどりの縞のあるオイルクローズで被われていて、ガラスのビールのみコップに青々とした猫じゃらしがささって前にあります。これは、太郎があっこおばちゃんの御勉強机のためにさっきくれたもの。羽蟻が昨夜あたりはうんと来たがきょうはすっかり減って居ます。
きょうは図書館がこんでいてね、割合となりとくっついていたら、隣りの女のひとしきりに私の手許をのぞいて、くすぐったくて仕方がありませんでした。その人は何かノートにどっさり書いたものを原稿紙に写しているの。そして写し終った部分はノートを四つに裂いて、ビラビラしたのれんみたいにしているの。妙な気持がしました。まるで見知らない女の人に挨拶されてびっくりしたら、それは連合婦人会というところの機関誌の編輯をしている女のひとで、何か書いてくれとのこと。それはよいが、御勉強でございますかって、いきなりつんである本に手をかけて背を見て曰ク「おや、懐しいこと!」それは四十五年―大正二年頃の『青鞜』なの。おなつかしいってその頃大人になってもいなかったろうのに、と又びっくりしてしまった。吉岡彌生女史の伝記編纂の仕事の由。