일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 374,755자 · 745화면

아오조라 문고

十一月二十五日  第一〇九信

夕方、例の「芭蕉」をかき上げて速達へ出しに出かけたら月夜で、うっすり霧がおりていて。野原に霧がおりていて川があって、夜業をしている大工の燃火の見える景色など思い出しました。それから、笑っちゃ駄目だよという言葉を思い出し、笑う、うれしくて笑うという笑い、それはどう表現するだろう、うれしくて笑うという笑い。と考えながら歩いて、スマイルやラフという言葉がふさわしいとも思えず、ホホターエットという言葉思い出し、女の場合大変感じがある(農民的ですが)などと考え考え歩きました。

私の「芭蕉」はニヤリとなさりそうですが、「俳諧の道によらず、散文の道によって」(というのは私の文章よ)描き解剖したから、そうひどいものではありませんし、自分の勉強にもなり面白かった。

同時代人としての近松、西鶴、西鶴が同じ談林派から浮世草子へ行った過程、近松の芸術と西鶴の芸術との間で芭蕉が己の道をどうつけて行ったか。芭蕉の哲学は月並であるが、彼の象徴の形象性が独特であり、日本の感覚であること、枯淡というのが通説だが、芸術家としての彼のねばりのきつかった工合、その他にふれて「この道に古人なし」