후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいしのちょうつがい
現代史の蝶つがい
宮本 百合子
宮本 百合子의 現代史の蝶つがい(げんだいしのちょうつがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,033자 · 18화면
日本のように民間の世論調査機関が発達していず、しかも官僚統計は不備不活溌である場合、日本全土にわたる配布網、宣伝網をもつ大新聞が、比較的たやすく世論調査の便宜をそなえている。
日本では大新聞が世論調査の便宜をもっているということに、小さくない問題がある。たとえば十一月一日に各新聞紙が刷りこんだ読者調整カードというものがあった。あのカードへ、これからよみたい新聞の名をかいて、新聞読者調整事務所といういかめしいところへ送ってやれば、欲しい新聞がよめるというしかけになっていた。これまでよみたい新聞がよめないで、代りにとれる新聞でがまんしていた人々は、この際一つをやめて新しく一つに切りかえることも多かったろう。その際、同じとるなら代表的な新聞を、と考えるのが人情だと思う。かりに、そうして小新聞ととりかえられたただ一種類の大新聞が、かりにその世論調査で、日本人の政党支持を、民自党第一位としていたとすれば、その読者に批判力がない限り、やっぱりそうか、という風にその人としての世論もその方向に組織されがちである。内心あやしいと感じながら、その生活者としての本能の声に半ば耳をかしつつ、旧勢力に自分の運命を少くとも或る期間翻弄されるのである。