후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면
寺は持たずに教団の男女を率いて諸国を行乞教化して巡る宗風であった。この教団の人々を遊行衆と言った。時代の暴風雨に吹き悩まされた土民の男女でこの教団に遁れ入るものが多かった。厭世と禁慾とがこの教団のまた魅力でもあった。教団が流行らない初めの頃は何と掟をしないでも男女の間の風儀は乱れなかった。教団が流行り出すと掟が緩んだせいか、たま/\間違いが起るようになった。
「そこで指導者の一遍上人が工夫したのが二河白道の距てだった」
浄土教の教相の中では、人間の情慾を火の河と水の河に譬える。焦爛惑溺の衆生を救うためには、この中に他力の道が細く一すじ通っているとしてある。二河白道という術語はこれから来るのだそうだ。
教団が夜泊して宿舎が狭い。男女一室に、眠らなければならないときには、上人は男女の臥床を左右へ分けた。間に十二因縁を象った十二の筐を置かした。十二の筐の蓋には白い布れが取り付けてあり、筐を繋ぎ並べると、一すじの白い道が通っているように見える。左右の臥床の男女はたとえ慾望を起しかけても、枕元なる二河白道の譬えを見て冷たく心を吹き醒まし、現世を離れた安らかな眠につけた。