일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しょうじょうるてん

生々流転

岡本 かの子

岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면

아오조라 문고

それで池上から当夜は船一艘仕立てるほどに一人か二人女友だちでも連れて来なさいという案内を受けたに対し、わたくしは喜んでそれに応じながら、女友だちなぞというよりは近附の緒口に葛岡を連れて行くと申込んで置きました。

柳橋河岸の船宿へ行くとすぐ導びかれて、あゆび板を渡り、船に送り込まれます。わたくしが屋根船の庇から髪をかばいながら船の中に滑り込もうとすると、船の胴の間から、

「いらっしゃいまし、お危うございますよ」

と、手を取って呉れたのは、丸髷姿のおきみでした。おきみは渋い着附に赤いものを丸髷の手絡と帯上げにだけ覗かせています。わたくしは、刹那に、はゝあ、とは感付きながらも「丸髷、よく、お似合い」と挨拶しました。

船の中で待受けていた池上は、上機嫌で、

「きょうは呉越同舟の船かね、それとも一蓮託生の船かね」

と言いまして、それから私が紹介する初対面の葛岡に向っては、

「よく来て下さいました。どうぞ、寛いで――」

と何気ない様子を見せています。

船は舫を解きます。船宿の女将が船の舳に手を添えて何の力草にはならなくとも、「いってらっしゃいまし」と押し出す所作のあるのは、旧幕の頃、この辺から猪牙で山谷堀や深川へ遊客が通った時分の名残りの風習だということです。