후리가나로 읽는 일본 고전
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せいぜんしんごのこと
生前身後の事
中里 介山
中里 介山의 生前身後の事(せいぜんしんごのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,804자 · 83화면
のは一日か二日という成績で打ち上げた、それから彼が素晴らしい勢となって一代の流行児となったのだが、こちらはもう彼を一度世に出すだけのことをしてやればよい、彼は彼としての存在を示せばよいのだ、そこで、全く絶縁の筈のところが彼はこの人気に乗じて極力大菩薩峠を利用しようと心懸けた、無理無体に自分の専売ものとして持ち歩こうとしはじめた、そうして著者に対しては十二分の反抗心を蓄えながら作物だけは大いに利用しようとした処に、すさまじい悖反がある、それが為に我輩の悩まされたると手古ずらされた事は少々なものでなかった。
余の老婆心では彼のいい処は認めるが、然しながらあの行き方では精々お山の大将で終るだけのもので、あれを打ち破らなければ本ものにならないと見ていたのだが、彼の周囲の文士とか劇作家とかいう手合は徒らにその薄っペラなところだけを増長させて、彼を人気天狗に仕立て上げてしまう外には何にもなし得ないものだ、そういう社会の弊風をあさましいものと見た、その中へ春秋社の神田豊穂君だの公園劇場の根岸寛一君だとかいうのが※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)ったが、事は愈々紛擾を増すばかりで、彼は京阪、九州地方まで無断興行をして歩いたり、ロクでもない