일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がしつのことば

画室の言葉

藤島 武二

藤島 武二의 画室の言葉(がしつのことば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,774자 · 16화면

아오조라 문고

油絵は与えられた一枚の画布を、どこまでも修正することができ、そこがまた特色なのである。そして出来上ったものが少しも渋滞の跡を止めないものになって始めて完成した作品と言い得るのであり、またそこまで修正が利きもするのである。油絵の中でもスケッチ風にサラッとしたものもあるが、真のタブローはあくまでもかかる土台の上に立っているのであって、その最後まで追求の筆を止めないところに最も油絵らしい特質が発揮されるのである。もちろん口で言う程簡単なことではないが、最初画因によって得た興味を最後まで冷まさずに描けるところが特色なのであるから、油絵画家は最後まで所期のエスプリに向って追求の筆を止めるべきではないのである。油絵を描く場合、この本質を忘れて如何に小技巧を弄しても、それは決して堂々たるタブローとはなり得ないのである。

修正を重ねるということは、結局修正の跡を全く止めないところに達するための手段である。あえて美術の場合のみに限ったことではないが、苦心の跡がむき出しに見え、労作の痕跡がありありと窺われているのでは、それを真の完成品と称することは未だしである。真の完成品とは即ち画面にいささかの作為も見られず、すこしの渋滞を止めないに至って初めて言い得ることであって、これこそ即ち天衣無縫の境地であるに外ならない。