후리가나로 읽는 일본 고전
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がひつにいきるごじゅうねん
画筆に生きる五十年
上村 松園
上村 松園의 画筆に生きる五十年(がひつにいきるごじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,936자 · 27화면
今夏は、私は誠にすがすがしい心持でおります。と申しますのは、この六月、皇太后陛下御下命の御用画の三幅双を完成いたしまして、折りから、京都行啓中の陛下に、目出度く上納申し上げ得たからでございます。
新聞紙上に二十一年前からの御用命を果たしたと書かれてありましたが、思えば大正五年の秋、文展第十回展開催中、御用命を拝したのでございましたから、なるほど二十一年の歳月が経ったわけでございます。
当時、私は四十二歳でありました。文展第十回展には、「月蝕の宵」を出品いたしました。当時、皇后陛下で在らせられた皇太后様は、毎年文展に行啓あらせられ、殊のほか絵画に御興深くあらせられるように拝されました。この年、私の「月蝕の宵」がお目に止まったものか、突然、「御前揮毫をせよ」という電報を、京都の宅でお受けいたしました。早速上京いたしまして、文展の会場、府美術館内で御前揮毫の栄に浴しました。描きましたのは鎌倉時代の白拍子でございました。
御前揮毫の栄には、その後二度浴しました。大正六年に京都行啓の砌、京都市公会堂で、梅の木を配して鶯の初音をきいている享保時代の娘を描きました。