일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

がひつにいきるごじゅうねん

画筆に生きる五十年

上村 松園

上村 松園의 画筆に生きる五十年(がひつにいきるごじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,936자 · 27화면

아오조라 문고

制作にあたってこの気魄を持ちつづけ得られれば、決して後に見て悔いるような作品をつくることはございません。私がいささかでもこの気魄と克己心を持っておりますのは、母から受けついだ血であり、母の励ましのお陰であろうと思っております。

母

母と申せばこんなことがございました。ある年、文展の締切が近づきますのに、どうしたことか何としても構想がまとまらず、だんだんに粘ってきてしまいました。今、思えは明治四十二年、文展第三回の時でした。気持はいらいらむしゃくしゃしてまいります。そうすると、一層、まとまらなくなります。始終、そばにある母には、私のその心持がすぐわかりました。そして言うのに、「今年は出品をやめなさい」。私は毎年出品してきたのに、今年だけ出さないのは残念と思いますので、なかなかそんな気持にはなりません。ジリジリしながらも、まだ粘っておりますと、母の曰くには、

「文展はまあ、皆の画を並べている店みたいなものじゃないか。大空からその店を眺めるつもりになってごらん。心を大きくして大局から物を考えると、何も一回ぐらい文展に出さないでも来年うんとよいものを出せばよいじゃないか、まあ今年はやめなさいやめなさい」