후리가나로 읽는 일본 고전
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がぼう
画舫
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 画舫(がぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,863자 · 22화면
湖の北岸の葛嶺の頂きにある初陽台は、眺望絶佳の場所とされています。夏には遊歩の人が多くあります。けれども、旧暦十月朔日の未明、此処から東天を眺めるがよいといい伝えられております。日の出に際して光茫充満し半天赤くなるともいわれていますし、或は日月並び出るのが見られるともいわれています。新暦元旦の早朝に登って、初陽に祈念する人もあるそうです。
この元旦の未明、陳秀梅はただ一人で、何故か明らかではありませんが、初陽台に登ったのでありました。そして日の出を待ちましたが、ただ仄かな白みが東天に漂ってる気配きりで、空は一面に茫と曇って寒冷な大気のなかに、霧とも雨ともつかない針のようなものが、ちらちら飛び交うのが感ぜられてきました。四五の人影が、無言のうちに山を下ってゆきました。秀梅も下り初めました。
小径はうねりくねって、石段や敷石が交錯していました。多くの沓に擦り磨かれたその石の上の、薄暗がりのなかで、秀梅の凍えた小さな足は滑りました。彼女は横向きに膝をつき、左手の甲をすりむき、右手で地面に身を支えました。そしてちょっと息をついています時、後ろから、若い逞ましい男の腕が、彼女を援け起してくれました。