일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いしつしょうくばいさよう

異質触媒作用

寺田 寅彦

寺田 寅彦의 異質触媒作用(いしつしょうくばいさよう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,360자 · 13화면

아오조라 문고

到る処に穂芒が銀燭のごとく灯ってこの天然の画廊を点綴していた。

東京へ近よるに従って東京の匂いがだんだんに濃厚になるのがはっきり分かる。到る処の店先にはラジオの野球放送に群がる人だかりがある。市内に這入るとこれがいっそう多くなる。こうして一度にそれからそれと見て通ると、ラジオ放送のために途上で立往生している人間の数がいかに多数であるかということをはっきりとリアライズすることが出来る。実に十年前には見られなかった新しい顕著な社会現象の一つである。これが東京市内に限らず全国的であることを思うといっそう著しいことと思われて来るのである。これだけの著しい現象の直接間接の効果が日本国民全体の心理と仕事上になんらかの形で現われて来ない訳にはいかないに相違ない。その結果の善悪にかかわらず実に恐るべきことだと思われるのであった。

新宿辺で灯がつき始めたが、駒込へ帰るまで空は明るかった。夕空の下に電燈の灯った東京の見馴れた街が、どうしたのかこの時に限って実に世にも美しい、いつもとは別な街のように見えた。

このドライヴの効果は著しかった。その後二、三日は近頃にないほどに頭もからだも工合がよくて、仕事がはかどり気持が明るかった。