후리가나로 읽는 일본 고전
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いほうじんのいよく
異邦人の意欲
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 異邦人の意欲(いほうじんのいよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,193자 · 11화면
その時に初めて、作者の意欲の純粋性が保たれる。そこに文学の生命幹線がある。
この生命幹線を、私は、例えばピリニャークの「火を生む町」に感ずる。この一篇の物語のなかでは、主人公マルコフが作者の傀儡になりすぎてる憾みがないでもなく、また、マルコフが肉身の父親を失うと共に、人間の生活に、生活の痙攣に、父親を見出したという思想が、抽象的になりすぎてる憾みがないでもないが、それらのものを超えて、吾々の心を打つ何かがそこにある。また例えば、魯迅の「孤独者」に於てもそうである。その新味の少い坦々たる叙述を超えて、吾々の心を打つ何かがそこにある。そしてこの何かは、芸術的表現をくぐってもなお純粋な状態を保ってる作者の意欲――なお云えば生活意欲――に外ならない。
右のような作品を読んだあとで、手当り次第に雑誌の頁をくりながら、メイ・シンクレアの「霊肉」にぶっつかると、私は、読み進むのに一種の困難を覚えた。殊に、ハリオットが臨終の際に精神的彷徨をなすあたりから先は、読み続ける忍耐がなくなった。
「霊肉」は、芸術的に苦心を重ねられた作品であるかも知れない。落付いた筆致と、省略的な手法と、簡明な描写とを以てして、全篇に高雅な香りが籠っている。