후리가나로 읽는 일본 고전
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やせがまんのせつ
瘠我慢の説
木村 芥舟
木村 芥舟의 瘠我慢の説(やせがまんのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,313자 · 11화면
その挙止活溌にして少しも病後疲労の体見えざれば、予、心の内に先生の健康全く旧に復したりと竊かに喜びたり。
夫人云わるるよう、この頃用便が至て近くなりまして、いつもあの通りで困りますと。やがて先生座に復され、予、近日の飲食御起居如何と問えば、先生、左右の手を両の袖のうちに入れ、御覧の通り衣はこの通り何んでも構いませぬ、食物は魚并に肉類は一切用いず、蕎麦もこの頃は止めました、粥と野菜少し許り、牛乳二合ほどつとめて呑みます、すべて営養上の嗜好はありませんと。この日、先生頗る心能げに喜色眉宇に溢れ、言語も至て明晰にして爽快なりき。
談、刻を移して、予、暇を告げて去らんとすれば、先生猶しばしと引留られしが、やがて玄関まで送り出られたるぞ、豈知らんや、これ一生の永訣ならんとは。予が辞去の後、先生例の散歩を試みられ、黄昏帰邸、初夜寝に就れんとする際発病、終に起たれず。哀哉。
嗚呼、先生は我国の聖人なり。その碩徳偉業、宇宙に炳琅として内外幾多の新聞皆口を極めて讃称し、天下の人の熟知するところ、予が喋々を要せず。予は唯一箇人として四十余年、先生との交際及び先生より受けたる親愛恩情の一斑を記し、いささか老後の思を慰め、またこれを子孫に示さんとするのみ。