후리가나로 읽는 일본 고전
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らい
癩
島木 健作
島木 健作의 癩(らい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,753자 · 74화면
……それから僕は、どんなことになっても決して、監獄で首を縊ったりはしないよ。自分で自分の身体の始末の出来る限りは生きて行くつもりだ」岡田はその時、持ち前の静かな低音でそれだけのことを言ったのである。
その話をしてから一週間ほど経ったある日の午後、洋服の上に白衣を引っかけた一見して医者と知れる三人の紳士が突然岡田の監房を訪ずれたのであった。扉をあけて何かガヤガヤと話し合っている様子であったが、やがて「外の方が日が当って暖かくっていいだろう」というような声がきこえ、岡田を先頭に四人が庭に下り立って行く姿が見えた。而してそこで岡田の着物をぬがせ、彼は犢鼻褌ひとつの姿になってそこに立たせられた。――ちょうどそれは癩病患者の監房のすぐ前の庭の片隅で、よく日のあたる場所であったが、少し背のび加減にすると太田の監房から見る視野の中に入るので、彼は固唾を呑んでその様子を眺めたのである。
三人のうち二人は見なれない医者で一人はここの監獄医であった。その二人のうちの年長者の方が、頭の上から足の先まで岡田の全身をじっと見つめている。岡田は何かいわれて身体の向きを変えた。