후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しろいはなあかいくき
白い花赤い茎
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 白い花赤い茎(しろいはなあかいくき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,634자 · 12화면
何時の比のことであったか、高崎の観音山の麓に三人の小供を持った寡婦が住んでいた。それはある歳の暮であった。山の前の親戚の家に餅搗があって、其の手伝いに頼まれたので、小供を留守居にして置いて、朝早くから出かけることになった。
小供と云うのは、十三歳になる女の子と、八歳になる男の子と、それから五歳になる女の子であった。寡婦は家を出る時総領女に云った。
「お土産にお餅を貰って来るから、好く留守番をしといでよ」
「お母さん、自家のことは好いが、彼の山には鬼婆が出ると云いますから、日が暮れたなら、泊って来るが宜しゅうございますよ」と、総領女が云った。
「そうとも、そうとも、鬼婆が恐いから、つい日が暮れたら泊ってくるが、なるだけなら夕方に帰って来るよ」
寡婦はそれから男の子と末の子の頭を撫でながら云った。
「姉さんの云うことを好く聞いてたら、どっさりお餅を貰って来る、好く姉さんの云うことを聞いといでよ」
そして、寡婦は親戚の家へ往って、せっせと餅搗を手伝ったが、思うようにはかどらなかったために、やっと終って帰り準備をしていると日が暮れた。親戚の者は危険いからと云って止めたが、留守のことが心配になるうえに、小供が土産の餅を待っているので、それを悦ばしたいと思って、むりから帰りかけた。