일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しろっぽいようふく

白っぽい洋服

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 白っぽい洋服(しろっぽいようふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,116자 · 9화면

아오조라 문고

彼はその小径を大半往き尽した所に死場所を求めているのであった。

その小径には中程に一箇処、あがりきった処に一箇処の街燈があった。務の頭の中は死を追う焦慮と、妻子を遺して死んで往く悲しみと、脚下をすくわれたような恨みで混乱していた。彼の前には蒼い長手な顔の紫色の唇をした大柄な女の姿が浮んでいた。

小径は残りすくなになって来た。路の左側から下垂れて出た赤松の枝が頭の上にあった。丘のあがりたてに点いた街燈の燈が微にぼんやりした光を投げている。務はその下に往くとぴったり足を停めてその枝をじっと見あげた後に両手を兵児帯に掛けていそがしそうに解いた。そして、くるくると解けたその帯の一方を円めて枝の方に投げた。帯は枝にかからないでそのまま落ちて来た。彼はいそがしそうにまたそれを手繰って初めのようにして投げた。

今度は枝を越してその端がふうわりと前に来た。務は手早くその端と手にしている一方の端を入り違わせて、己の額のあるあたりで結んだ。彼はそうして石のようになって立っていたが、思いだしたようにそれに両手をかけて上に攀じのぼるようにした。

「あなたは、何をなさるのです」