후리가나로 읽는 일본 고전
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しらふじ
白藤
宮本 百合子
宮本 百合子의 白藤(しらふじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,810자 · 16화면
その時分、古田中さんのお住居は、青山師範の裏にあたるところにあった。ある夏の夜御飯によばれ、古田中氏も微醺を帯びて、夫人の蒐集して居られる大小様々の蛙の飾りをおもしろく見たこともある。このお宅の頃は、数度上った。そして、何ということもない雑談の間に、夫人が西村家の明治時代らしく、大づかみで活溌な日常生活の中で成人された幼女時代の思い出や、妻となり母となってからの生活の感想を理解するようになった。
母が、お孝さんは熱情家だ、と云った言葉は、おおざっぱではあるけれども、当っていると思った。
少くとも、孝子夫人は、自分としての性格をもって居られた。その性格は、或る強さと純粋さとをもっていて、腹のきれいなと云われる人柄であったと思う。まめな、体も感情もよく働いていとわない、自分とひととの間に活々とあつく流れるものを感じていたい、そういう女性の一人であり、日々の生活をとおして、いつも溌溂と人生を感じ味おうと願っている女性の一人であったと思う。
孝子夫人は人生の感動を、生活の中に求めるひとであったのではなかったろうか。
多くの女性は、人間らしいこの欲望を、三十前後に失ってしまう。