후리가나로 읽는 일본 고전
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しらがこぞう
白髪小僧
杉山 萠円
杉山 萠円의 白髪小僧(しらがこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,770자 · 194화면
すると王宮の方から馬の蹄鉄の音が高く響いて来て、その一ツは青眼先生の家の方へ行き、一ツは自分の家の門の中へ駈け込んで、玄関の処でピタリと止まりました。紅木大臣はこれは屹度濃紅姫が后になったその知らせのための使いであろうと思って、取り次の者も待たずにツカツカと玄関に出て見ますと、案の定、背の高い騎兵が一人、見事な逞ましい馬を控えて立っています。
その騎兵は紅木大臣を見るとハッと固くなって敬礼をしました。そうしてはっきりとした言葉付で――
「女王様からのお言葉で紅木大臣へ直ぐ宮中にお出で下さるようにとの事で御座います」
と申しました。
「何。濃紅女王様が俺に直ぐ来いと仰せられたか」
これを聞くと騎兵はキョトンと妙な顔をしました。
「イエ。女王様は濃紅という御名では御座いませぬ」
「エエッ。ナ、何という」
騎兵は紅木大臣のこう云った声と見幕に驚いて震え上って了いました。そうして六尺にあまる大きな身体をブルブルと戦かせて返事も出来ずにいますと、紅木大臣はつかつかと玄関の石段を降りて来て騎兵の胸倉をぐっと掴みました――
「ナ、何という……御名だ」
「ウ……海の女王」
「どんなお方だ」