후리가나로 읽는 일본 고전
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ひゃくしょうやのすけのはなし
百姓弥之助の話
中里 介山
中里 介山의 百姓弥之助の話(ひゃくしょうやのすけのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,621자 · 99화면
、それが物より人ということになりつつあるのではないか、今、農業に働いている壮丁は、いつ徴集されるか知れない、そうなると一人前に足りない子供の労力というものが、一人前以上に要求される時期が来たというものかも知れぬ。
十九
百姓弥之助が植民地へ戻ると二ツの欠食児童が待って居る。
欠食児童とは猫の子である、この植民地へはまぐれ猫、のら猫がよくやって来る。まぐれ猫については曾て次のような一文を書いた事がある。
野良猫
夏のうち耕書堂の居間を開け放しにして置くと、よく野良猫に襲われる。食事半ばで肴をかすめられたりすること屡々である。或時の如きは、日本橋からくさやの干物、鱈の切身というようなもの一包を買い込んで、大袋の中へ投げ込み、たしかに持参した筈のがない、東京へ置き忘れて来た筈はないのに幾ら探してもない。
気がついて見ると、それは包みごと野良猫めにしてやられたのだ――どうも憎い奴だ、見つけ次第一つこらしめてやらなければならないと思っていた。
秋になって、或晩戸を締め切ってしまうと、縁側の隅でニャーニャーと猫が鳴く、閉めこまれたな、よし、とっ捕えてやろうと立って障子を明けて見ると、隅っこに鳴きながらおびえているのは、逞ましい野良猫と思いの外、まだほんの小猫であった、少々案外の思いをして、よし/\