후리가나로 읽는 일본 고전
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すかいさんきこう
皇海山紀行
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 皇海山紀行(すかいさんきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,720자 · 24화면
そこから右岸のちょっとした坂を上るとたちまち眼前に人家が現れた。折よく人が来たので此処は何処でしょうと聞くと、砥沢だと答えたので、銀山平方面のみ下りおることと信じていた自分らは開いた口が塞らぬほどに驚いたと同時に、不用意に目的地の砥沢へ出られたのを喜んだ。
後で考えると自分らは、地図の小径に従って千六百八十米の圏を有する峰の右側を迂廻し、鞍部に出るとその小径は不明となって、別に古い路跡が殆んど等高線に沿うて、尾根の右側をからんでいたのでそれにまぎれ込み、国境から発源している最初の沢を渡り、小沢に沿うてその北の尾根に上り、左に西南の方向を取って、地図の小径のすぐ北に在る千九百二十米の圏を有する峰(ネナ山、餅ヶ瀬の称呼)の頂上附近に達し、その時左に見えたものは即ち小径の在る尾根であったのを、袈裟丸山に続く国境尾根と誤り、右に国境尾根を南進したのを、反て北に向って進んだものと信じ、千九百五十七米の三角点(流小屋ノ頭、餅ヶ瀬の称呼)あるすぐ北の峰から真西に向って枝尾根を下りながらやはり真直ぐに進んでいると思ったのであった。上州側のこの辺は八林班であるから既に伐採が済んで、植林も終っていたのである。