후리가나로 읽는 일본 고전
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すかいさんきこう
皇海山紀行
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 皇海山紀行(すかいさんきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,720자 · 24화면
六時頃峠の上の鉄索の小屋についた。それに沿うて西に下ると峠の路に出る。十町ばかり下に電燈の火光が散点している。六林班の鉄索運転所であろう。六時二十分そこにたどり着き、事務所に行って事情を話すと、主任の人が心配してくれて、泊れる小屋を探しに小使をやった。幸に今朝二人里へ行ったという小屋があって、そこへ泊ることになった。事務所の浴室へ案内されて湯に入った。その湯の豊富で綺麗なのには全く驚いた。蒸気機関があり川があるから、湯でも水でも栓をひねればすぐ浴槽にあふれるほど湛える。これだけは実に贅沢だと思った。
二十日の朝はきわめて快晴で、外は霜が雪のように白い。硝子窓を透していながら左は浅間から右は谷川岳附近まで望まれる。苗場も見えた。ことに仙ノ倉が立派であった。昨日降った新雪が折からさし登る朝日の光に燃えて、薔薇色に輝いた。午前八時半に小屋を立ち、三十分で峠に達し、雪の連山に最後の一瞥を与えて、東に向って銀山平への道を下りはじめた。鋸山方面から流れ出る沢には滝が多い。庚申川に沿うた紅葉は、さほど盛りを過ぎてもいなかった。谷川の趣も捨てたものではない。十二時銀山平、午後一時二十分原向。