후리가나로 읽는 일본 고전
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もうもくものがたり
盲目物語
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 盲目物語(もうもくものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,341자 · 148화면
そうで、そのおかたのことは存じませぬが、お市御料人はまだお輿入れにならぬうちから世にも稀なる美人のきこえの高かったお方でござります。御夫婦なかもいたっておむつまじゅうござりまして、お子たちも年子のようにお生れなされて、もうそのときに、若君、姫君、とりまぜて二三にんはいらっしゃいましたかと存じます。いちばんうえの姫君はお茶々どのと申し上げて、まだいたいけなお児でござりましたが、このお児が後に太閤殿下の御ちょうあいをおうけなされ、かたじけなくも右だいじん秀頼公のおふくろさまとおなりなされた淀のおん方であらせらりょうとは、まことに人のゆくすえはわからぬものでござります。でもお茶々どのはその時分からすぐれてみめかたちがおうつくしく、お顔だち、鼻のかっこう、めつきくちつきなど奥方に瓜二つだと申すことで、それは盲もくのわたくしにもおぼろげながらわかるような気がいたしました。
ほんとうにわたくしふぜいのいやしいものが、なんの冥加であゝ云うとうといお女中がたのおそばちこう仕えますことができましたのやら。はい、はい、左様でござります、まえにちょっと申し上げる