후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まゆかくしのれい
眉かくしの霊
泉 鏡花
泉 鏡花의 眉かくしの霊(まゆかくしのれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,284자 · 51화면
「もう、お上がりになりまして?」と言う。
通いが遠い。ここで燗をするつもりで、お米がさきへ銚子だけ持って来ていたのである。
「いや、あとにする。」
「まあ、そんなにお腹がすいたんですの。」
「腹もすいたが、誰かお客が入っているから。」
「へい、……こっちの湯どのは、久しく使わなかったのですが、あの、そう言っては悪うございますけど、しばらくぶりで、お掃除かたがた旦那様に立てましたのでございますから、……あとで頂きますまでも、……あの、まだどなたも。」
「かまやしない。私はゆっくりでいいんだが、婦人の客のようだったぜ。」
「へい。」
と、おかしなベソをかいた顔をすると、手に持つ銚子が湯沸しにカチカチカチと震えたっけ、あとじさりに、ふいと立って、廊下に出た。一度ひっそり跫音を消すや否や、けたたましい音を、すたんと立てて、土間の板をはたはたと鳴らして駈け出した。
境はきょとんとして、
「何だい、あれは……」
やがて膳を持って顕われたのが……お米でない、年増のに替わっていた。
「やあ、中二階のおかみさん。」
行商人と、炬燵で睦まじかったのはこれである。
「御亭主はどうしたい。