후리가나로 읽는 일본 고전
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まゆかくしのれい
眉かくしの霊
泉 鏡花
泉 鏡花의 眉かくしの霊(まゆかくしのれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,284자 · 51화면
婀娜な中に、何となく寂しさのございます、二十六七のお年ごろで、高等な円髷でおいででございました。――御容子のいい、背のすらりとした、見立ての申し分のない、しかし奥様と申すには、どこか媚めかしさが過ぎております。そこは、田舎ものでも、大勢お客様をお見かけ申しておりますから、じきにくろうと衆だと存じましたのでございまして、これが柳橋の蓑吉さんという姐さんだったことが、後に分かりました。宿帳の方はお艶様でございます。
その御婦人を、旦那――帳場で、このお座敷へ御案内申したのでございます。
風呂がお好きで……もちろん、お嫌な方もたんとございますまいが、あの湯へ二度、お着きになって、すぐと、それに夜分に一度、お入りなすったのでございます――都合で、新館の建出しは見合わせておりますが、温泉ごのみに石で畳みました風呂は、自慢でございまして、旧の二階三階のお客様にも、ちと遠うございますけれども、お入りを願っておりましたところが――実はその、時々、不思議なことがありますので、このお座敷も同様にしばらく使わずにおきましたのを、旦那のような方に試みていただけば、おのずと変なこともなくなりましょうと、相談をいたしまして、申すもいかがでございますが、今日久しぶりで、湧かしも使いもいたしましたような次第なのでございます。