후리가나로 읽는 일본 고전
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いしべいゆうれい
石塀幽霊
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 石塀幽霊(いしべいゆうれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,907자 · 26화면
すると、外から這入って、外へ帰ったのか? 内から出て内へ帰ったのか? けれどもこのような疑問は、庭下駄と云う前後の区別のハッキリした特殊な足跡が解いて呉れる。そして間もなく母屋の縁先の沓脱ぎで、地面に残された跡とピッタリ一致する二足の庭下駄が発見けられた。
秋森家の家族が怪しい。
警官達は俄然色めき立った。司法主任は、蜂須賀巡査を足跡の監視に残すと、母屋の縁先へ本部を移して、雄太郎君、郵便屋、戸川差配人の三人立会の下に、いよいよ秋森家の家族の調査にとりかかった。
老主人の秋森辰造は、動くことの出来ない病気で訊問に応じ兼ねると申しでた。そしてその病気については差配人や女中の証言が出たので、司法主任は二人の息子を呼び出した。ところが、出て来た二人の男を一目見た瞬間に、雄太郎君と郵便屋は真っ蒼になった。
二人の息子は、体格と云い容貌と云いまるで瓜二つで、二人とも同じような白い蚊飛白の浴衣を着、同じような黒い錦紗の兵児帯を締めている。名前は宏に実、年齢は二人とも二十八歳。――明かに双生児だ。
一瞬、人々の間には気不味い沈黙が漲った。が、すぐに郵便屋が、堪えかねたように顫える声で叫んだ。