일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せきゆのみやこバクーへ

石油の都バクーへ

宮本 百合子

宮本 百合子의 石油の都バクーへ(せきゆのみやこバクーへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,004자 · 16화면

아오조라 문고

湧出道を奪うためにはあらゆる悪辣なことを平気でやりあった。従って汲出櫓一台当りその頃は二年間で二十五万留ぐらいの成績しか挙げられなかった。現在では一台が二ヵ月で八万留。二年にすれば凡そ九十六万留を掛取するようになったのだそうである。

「カリフォルニアの石油は広いが浅いのです。……もう十五年経つとアメリカはわれわれの石油を買いますよ、――いや、もうベンジンやガソリンは買いはじめている」

烈しい風に吹きとばされまいとして、私は外套のカラーを片手で頸のまわりに押え、技師の鼻先へ耳をつき出してそういう話をききとるのである。三人をのせた大型パッカードはバクーの市から十二露里隔った通称「黒い町」大油田へ向って矢のように走っている――。

四

坦々とした一条のコンクリート道が曇った空の下に高く堤防のように延びている。声が千切れてとぶほどの勢で自動車はその上を走り、行手も、来た方も不機嫌な灰色の空があるばかりである。

数露里行ったところで、はじめて一台の韃靼人の荷馬車をビュッと追い抜いた。幅のせまい、濃い緑、赤黄などで彩色した轎型の轅の間へ耳の立った驢馬をつけ、その轡をとって、風にさからい、背中を丸め、長着の裾を煽られながら白髯の老人がトボトボ進んで行く。