후리가나로 읽는 일본 고전
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せきゆのみやこバクーへ
石油の都バクーへ
宮本 百合子
宮本 百合子의 石油の都バクーへ(せきゆのみやこバクーへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,004자 · 16화면
石油が湧き出すぐらいであるから、地盤がわるく、有害瓦斯の洩れるような場所が沢山ある。当時の石油会社は、そういう土地の上へ労働者長屋を建て、家賃は給料から天引きにして住まわせた。木造の長屋が古くなって、地中から洩れる瓦斯が建物の内部へ充満するようになって来た。幾度かけ合っても改築せぬ。そのうち或る日の昼、お神さんが飯の仕度につけたストーヴの火が空中瓦斯を引いて大爆発をした。火は火を呼び、更に地べたそのものが火をふき出したが、男たちは油田へ出切っている間の出来事である。三百数十人の大小の死体とメラメラ火を吐いている焦土とが、駈けつけたバクーの労働者を迎えた。これによってバクーに歴史的なジェネストが起った。九人の労働者が指導者として銃殺された。しかし、このことから、バクーの労働者の間に革命の伝統が生じ一九〇八年――一一年の反動時代にはかくれた大きい役割を果すことになったのであった。この時代の活々とした興味と教訓にとんだ回想の集められてあるのが荒川実蔵訳『同情者物語』である。
もしかしたらこの爺さんも当時の叫喚をその耳で聞き、或は自身その声をあげて突進した中の一人かも知れない。