후리가나로 읽는 일본 고전
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じんじゃごうしにかんするいけん
神社合祀に関する意見
南方 熊楠
南方 熊楠의 神社合祀に関する意見(じんじゃごうしにかんするいけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,819자 · 64화면
一昨年の『和歌山新報』によれば、有田郡奥山村の白山社を生石神社に併せ、社趾の立木売却二千五百円を得、合祀費用三百五十円払いて、残り二千百五十円行方不明、石磴、石燈籠、手水鉢等はことごとく誰かの分捕りとなる。かかる例多きゆえ、『紀南新報』に、今の合祀の遣り方では、故跡旧物を破壊して土俗を乱して得るところは狸一疋くらいに止まる、いっそ郡村の役所役場より比較的正直確実なる警察署に合祀処分を一任しては如何、と論ぜる人ありしは明論なり。
また従来最寄りの神社参詣を宛て込み、果物、駄菓子、鮓、茶を売り、鰥寡貧弱の生活を助け、祭祀に行商して自他に利益し、また旗、幟、幕、衣裳を染めて租税を払いし者多し。いずれも廃社多きため太く職を失い難渋おびただし。村民もまた他大字の社へ詣るに衣服を新調し、あるいは大いに修補し、賽銭も恥ずかしからぬよう多く持ち、はなはだしきは宿り掛けの宿料を持たざるべからず。以前は参拝や祭礼にいかに多銭を費やすも、みなその大字民の手に落ちたるに、今は然らず、一文失うも永くこの大字に帰らず、他村他大字の得となる。故に参詣自然に少なく、金銭の流通一方に偏す。