일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんろのまき

神鷺之巻

泉 鏡花

泉 鏡花의 神鷺之巻(しんろのまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,672자 · 54화면

아오조라 문고

「お誓さん、気のせいだ。この絵馬は、俎の上へ――裸体の恋絹を縛ったのではない。白鷺を一羽仰向けにしてあるんだよ。しかもだね、料理をするのは、もの凄い鬼婆々じゃなくって、鮹の口を尖らした、とぼけた爺さん。笑わせるな、これは願事でなくて、殺生をしない戒めの絵馬らしい。」

事情も解めている。半ば上の空でいううちに、小県のまた視めていたのは、その次の絵馬で。

はげて、くすんだ、泥絵具で一刷毛なすりつけた、波の線が太いから、海を被いだには違いない。……鮹かと思うと脚が見えぬ、鰈、比目魚には、どんよりと色が赤い。赤だ。が何を意味する?……つかわしめだと聞く白鷺を引立たせる、待女郎の意味の奉納か。その待女郎の目が、一つ、黄色に照って、縦にきらきらと天井の暗さに光る、と見つつ、且つその俎の女の正体をお誓に言うのに、一度、気を取られて、見直した時、ふと、もうその目の玉の縦に切れたのが消えていた。

斑だ。斑※(「(矛+攵)/虫」、第4水準2-87-65)が留っていた。

「お誓さん、お誓さん。――その辺に、綺麗な虫が一つ居はしませんか、虫が。」

「ええ。」

「居る?」

「ええ。