일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かていしゅうかんのおしえをろんず

福沢諭吉家族論集

福沢 諭吉

福沢 諭吉의 福沢諭吉家族論集(かていしゅうかんのおしえをろんず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,942자 · 66화면

아오조라 문고

早朝に家を出て夜に入らざれば帰らず。あるいは夜分に外出することあり、不意に旅行することあり。主人は客の如く、家は旅宿の如く、かつて家族団欒の楽しみを共にしたることなし。用向きの繁劇なるがために、三日父子の間に言葉を交えざるは珍しきことにあらず。たまたまその言を聞けば、遽に子供の挙動を皮相してこれを叱咤するに過ぎず。然るに主人の口吻は常に家内安全を主とし質素正直を旨とし、その説教を聞けばすこぶる愚ならずして味あるが如くなれども、最大有力の御用向きかまたは用向きなるものに逢えば、平生の説教も忽ち勢力を失い、銭を費やすも勤めなり、車馬に乗るも勤めなり、家内に病人あるも勤めの身なればこれを捨てて出勤せざるを得ず、終日の来客も随分家内の煩雑なれども、勤めの家なれば止むことを得ず、酒を飲むも勤めの身、不養生も勤めの身、なお甚だしきは、偽を行い虚を言うも勤めの箇条に入ることあり。この家の趣を概していえば、戸外の公務に最大の権力を占められて、家内の事務はその力を伸ぶるを得ず。外を以て内を制し、公を以て私を束縛するものというべし。

この悪風の弊害は、決して一家の内に止まるものにあらず。