후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅうさいようしかがみ
秀才養子鑑
佐々木 邦
佐々木 邦의 秀才養子鑑(しゅうさいようしかがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,837자 · 32화면
と、それは山でも川でもなく、電車道だった。雪子さんは小室君に手を引かれるようにして横切った。
「山って何処?」
小室君は会社の説明をした。本店に勤めるよりも、鉱山や工場に勤めるものが多い。銅を山から掘って、精煉するのが第一段で、里へ持って来て製作するのが第二段、それから品物を売るのが第三段になっている。
「何を拵えますの?」
「例えば、その電車の銅線さ。川崎の工場で拵えるんだが、材料は○○の山で掘って精煉して持って来る」
「山へでも何処へでも参りますわ。あなたと御一緒なら」
「しかしお父さんは何うする?」
「東京に待っていて戴きますわ。お父さんはあの家、何んなことがあっても、お動きになりませんよ」
「丈夫なら兎に角、あの容態じゃ心配だ」
「矢っ張り東京の方が宜いわね。本店詰めってことにして戴けません?」
「そんな自由は利かないって、絶対に申渡されている。矢っ張り有望だよ。人事課長は力瘤を入れて申渡したから、採用する気だろう。屹度」
「この辺? 本店は」
「こゝだよ。この五階全部を使っている」
と小室君は丁度建物の前へ差しかゝって、打ち仰いだ。
「立派ね」
と雪子さんは入口を覗くようにした。