일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたくしたちのけんせつ

私たちの建設

宮本 百合子

宮本 百合子의 私たちの建設(わたくしたちのけんせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,430자 · 107화면

아오조라 문고

そして京都の辻には行倒れが絶えず、女乞食が宮廷の庭へまで入って来るような極端な貧しさの中で文盲であった。紫式部達が物語を書き、支那の詩を扇にかいてさざめいていた時、これらの謙遜であるとも知らぬほど謙遜で勤勉な庶民の女達は、自分の名も知らず、自分達の働きの意義も知らず、今昔物語に現われているように沢山の迷信や鬼の話や、人攫いの話などのうちに耕作し、紡ぎ、織り、炊ぎして生活した。

藤原時代は武家政治の時代に移った。政治の主権は藤原氏から足利に移りやがて織田信長の時代になって(西暦十六世紀)日本では、封建社会が確立される一歩をしるした。

豊臣秀吉を経て、徳川家康から家光の時代に、日本の封建制度は全く動かないものとなり、明治に至ったのであった。

武家時代、婦人の生活は全くその父兄達の、戦略の便宜に支配された。結婚はすっかり政略結婚になって、夫婦の情愛とか、母子の愛情は無慙に蹂み躙られた。兄や父親の政治的な利害に従って、いじらしい婦人達は、あの城主からこの城主へと、夫を換えさせられることが屡々珍しくなかったし、愛する男の子は敵方の血すじを保っているからと棄てさせられて、自分だけが実家の軍勢に囲まれた城から、甲斐なくも救い出されるという悲劇も頻出した。