일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたしのかつどうしゃしんぼうかんし

私の活動写真傍観史

伊丹 万作

伊丹 万作의 私の活動写真傍観史(わたしのかつどうしゃしんぼうかんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,073자 · 30화면

아오조라 문고

しかしこの最後の一人の働きぶりこそはまさに金鵄勲章的であつた。いま弾丸を運ぶかとみると次の瞬間にはそれを装填していた。そうかと思うと間髪を入れずして射撃手の席に座を占めている。白い煙。砲車の逆行。薬莢の抛擲。弾薬の運搬。ああ。見ていて眼が痛くなるほどの早さである。もうそれは人間業ではない。鬼神が乗り移つて日本のために超スピードの砲撃をやつているのであろう。しかしついにこの鬼神の働きもおわるときがきた。敵の弾丸が砲車のすぐ近くで炸烈し、画面が煙だらけになつたと思つたら、この最後の砲手もその煙の中で棒を倒すように倒れてしまつた。画面には青白き雨の筋が無数に上から下へ走つている。

私の記憶に存する範囲では、私の活動写真傍観史はこの時に始まるようである。

湊川神社の近くに八千代座というのがあつた。(大黒座というのもあつたように思うがどうもはつきりしない。)

やはり同じころ、親戚のものに連れられてそこへ活動写真を見に行つた記憶がある。それは全部西洋の写真ばかりで、そのうちの一つは子供の出る短い物語りであつた。家の入口が高いところにあり、入口から地面まで幅の広い階段が設けられている。