일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたしのかつどうしゃしんぼうかんし

私の活動写真傍観史

伊丹 万作

伊丹 万作의 私の活動写真傍観史(わたしのかつどうしゃしんぼうかんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,073자 · 30화면

아오조라 문고

このとき私の心は全く二つに分裂してしまつていた。

「おまえは絵かきではないか。文学が何だ。武者小路が何だ。絵だけで安心ができないのか。何を求めてそんなにがつがつとやせ犬のように、夜までうろつかなければならないのだ」と一つの心は泣きながら叫びつづけた。

それにもかかわらず、一つの心は容赦なく私の身体を動かして古本屋のほうへ追いやつた。

その夜の苦しみは私の一生の悲劇を暗示しているようにみえる。

かくて私は活動写真にはまつたくごぶさたしたままで翌年を迎えた。その年もずつと郷里で絵をかいていたが、五月には肺病の友人が死に、秋になると関東の大震災に驚かされた。

震災の歳の暮れに上京すると、私は初山滋君の住んでいる長崎村が気にいつたので、すぐさま、同君の近所の小さい家を借りて自炊を始めた。

それから三年間、二十七歳の秋まで私はそこで暮したが、この三年間は物質の窮乏に苦しみとおしたので活動写真もほとんど見ていないが、それでも、「罪と罰」、「白痴」、「鉄路の白ばら」をこの間に見た。中でも「罪と罰」をやつたヴィクトル・クマラとかいう人の演技はいまだに強い印象を残している。