후리가나로 읽는 일본 고전
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わたしのかつどうしゃしんぼうかんし
私の活動写真傍観史
伊丹 万作
伊丹 万作의 私の活動写真傍観史(わたしのかつどうしゃしんぼうかんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,073자 · 30화면
階段の一方には丈夫そうな、装飾つきの欄干があつて、女の人や、子供がその欄干に沿うて階段を上下した。その写真について覚えているのはそれだけである。欄干つきの階段がうらやましかつたためかもしれない。
ほかに実写が二つ三つあつた。一つはサンフランシスコかどこかの万国博覧会であろう。大きな人工的な池がある。天よりも高いところから池の水面に達する幅の狭い斜面がこしらえてあり、人の乗つた舟がおそろしい勢いで斜面を滑つてきて池に飛びこむのである。舟が水面に達した瞬間水煙がまつ白く立つて舟と人の運命はどうなつたか判定がつかなくなる。しかしすぐ次の瞬間には水煙の間をつき抜けて舟のへさきが白鳥の首に似た曲線を現わす。やがて何ごともなかつたように舟の男女は笑い興じながら漕いで行く。そしてその時はもう次の舟が水煙を上げているのであつた。この光景は活動写真とは思えないほど生き生きした印象を残している。
次に天女の舞のようなダンスがあつた。これは感じからいうとどうもイタリヤ色が濃厚だつたように思う。美女が身に纏うた大風呂敷のようなものをうち振りうち振り、あたかも自分の肉体の一部であるかのように自由自在にそれを操つて、曲線や曲面を交錯させた不思議な美しさをえがきながら踊るのであるが、その大風呂敷は絶えず次から次へと変化する美しくも妖しき