일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しほんたいへいき

私本太平記(三)

吉川 英治

吉川 英治의 私本太平記(三)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 222,108자 · 446화면

아오조라 문고

と、はや独りぎめに、極め込んでいる様子だ。

もっとも、兼好の東国放浪中には、鎌倉の彼のやしきに、ふた月も三月も気ままにいたことがある。だから兼好の境涯から癖まで、彼には何もかも知られていたし、おなじように兼好もまた、道誉なる人物の、表も裏も、観とおしていた。

「ともあれこの乱世を、どちらも健在でまずはめでたい。すね法師、久々で一献まいろう」

道誉は、次の間へ向って、派手派手と手を鳴らした。

兼好も酒は嫌いな方ではない。それに相手が佐々木道誉、身分は月とすっぽんほど違うが、知縁は古く、その欲望の旺盛な人間味なども、まずはよく分っている。

世間では。――近江の守護で、さきの執権高時の無二の愛臣というだけでもう彼を特別な羽ブリの人物としかみてないが、兼好としては、そんな羽ブリとつき合ったおぼえはない。

どっちも、何ら求めようとしない裸と裸を黙契して、ただその交わりを幾ぶん意識的に戯画化しながら、他愛なく愉しみあうのを本意としていた。たとえば道誉が、

すね法師

酒のむときは

すねもせず

と、言ってからかったりすると、兼好も負けずに、すぐ筆をとって、

婆娑羅な

殿を

肴にもする