후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(三)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(三)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 222,108자 · 446화면
まして貧しい山村のことだ、日ごろ蓄備の食糧がおいてある倉院などは、ゆらい鼠賊が常にねらい寄る所だともいう。……折ふし、お座所に近い板屋の納屋には、きのうから諸人の献物の酒やら食物が香ばしく山とばかりおいてあった。……餓鬼どもが身のあぶなさも打ち忘れて盗みに寄ったのはむりもない」
これほどに、主君が多弁にいうものを、なお、それに逆らってみる気などは、兵の誰にも起らなかった。彼らは道誉から「夜明けも近いぞ、眠っておけ」といわれたのをいい機に、それぞれの幕舎へ入って横たわった。
道誉も隠れた。その四ツ目結の幕の内は、倉院役人の私宅の一つか、とにかく、土上門やら芦垣もあって、彼はそこの田舎書院に、手枕していたものらしい。
「玄蕃」
「は」
黄母衣の民谷玄蕃がそこへ来てぬかずくと、
「先刻、兵が捕えて来た怪しげな法師は、どこへやったな」
と、すぐ訊ねた。気がかりらしい訊き方でもある。
「は。あのまま彼方の納屋へ入れておきましたが」
「縄目のままでか」
「はい」
「連れて来い。なおまだ、調べ残しがある。縄目は解いて、連れてまいれ」
「こころえました」
立ちかけると、また急に、