후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(四)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(四)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 229,324자 · 458화면
と、その解任の簿を、警固頭の手へあずけて、甲ノ尾へひきあげた。
名簿の中には、
成田小三郎
富士名ノ二郎義綱
名和悪四郎泰長
など、日ごろからたれにもそれと分っていた宮方色の警士十幾人の名がほとんど洩れなくあげられていた。
「すわ、何かの前ぶれだぞ」
と、ここの動揺はその直後からあらわなものがあった。
といっても、常備二百人以上はいる警兵のあらましは、清高の家来であり、また地方武士にしろその十中八九までは、鎌倉の鼻息をおそれる者でしかない。そこで彼らは次の日、近くの大満寺山へのぼって、なんの気がねもない青天井の下で、天狗の集会のような車座をかこんでいた。
「どうする?」
一人がまずいえば、
「どうも仕方があるまい」
と、分別顔はなだめにかかる。
「島を離れぬといってみても、公命をたてにされては、論にならぬし、暴れてみても、これしきの同志では歯がたたん」
「だが、みすみす、みかどの御一命もあやぶまれるのに」
「いや、御座所をほかへ移しても、よも臣として、帝のおいのちまでを窺うようなことはしまい」
「わかるものか」
べつな声は怒っていう。
「吉野、金剛、中国、そのほか各地は大動乱だと聞えている。