후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(四)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(四)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 229,324자 · 458화면
と、高時は女房たちへ、註文をつけていた。
浜御所の廻廊すべての吊り燈籠に灯を入れること。そして、仮粧坂や名越の傾城、白拍子などを、たくさんに呼びあつめろ。こないだの晩のように、妓たちに仮装させ、鉦、太鼓をたたいて、廊を巡り巡り、踊り念仏して遊ぼうよ――という御意なのだ。
踊る宗教といわれる時宗の流行は、ついに上方からこの鎌倉にもおよんでいる。
高時は自分もやってみたくなり、もう何度か、この浜御所に、鎌倉中の妓をあつめて、夜もすがら、踊りに踊ってみたのである。
「おもしろい!」と彼は絶讃していた。そして従来の闘犬興行とあわせ、これも彼の病みつきになりかけていたものだった。
「あいや、今宵は、お見あわせを」
道誉が、止めた。
いい出しかねている茂時の色を見て、それに代って、いかにも、忠臣が諫言するような、おもてで言った。
「太守。ご歓楽は、長い先の春秋で、いくらでも御堪能できましょう。――早打ちどもの飛報は、どれ一つ、安らかでありません。ここは、太守の大英断を、時局へお下しあらねばならぬ危機かとまで、思われますが」
「あ。飛脚のことか。そうそう、まだ聞いていなかったな」