후리가나로 읽는 일본 고전
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あきのはんしゃ
秋の反射
宮本 百合子
宮本 百合子의 秋の反射(あきのはんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,234자 · 9화면
沢や婆は、幸死なずに治れた。が、すっかり衰えた。憎たらしい、横柄な口も利かなくなった。いずれにせよ、仙二はこの経験で、彼女を隣人として持つことは、どのような手数、心の重荷――厄介かということを知ったのであった。
青年団の寄合で、村会議員の清助に会った時、彼はざっくばらんに自分の意見を話した。
「どんなもんだべ、俺、まだ足腰の立つうち柳田村さやるのがいいと思うが、あっちにゃ何でも姪とかが一戸構えてる話でねえか。――万一の時、俺一人で世話はやき切れねえからなあ」
「そうともよ、皆さ計って見べ」
清助は、大力な、髭むじゃな、字の読めない正直な金持の百姓であった。彼は仙二の立場をよく理解した。
三
村役場と村役場、村役場と姪の一家族。交渉はなかなか手間どった。永年住んでいたものだから、毎月敷生村から救済費として米を六升ずつ送る条件で、愈々沢や婆は柳田村に移されることになった。
沢や婆は、一軒ずつ暇乞いに歩いた。
「私ももうこれでおめにかかれませんよ、こう弱っちゃあね」
ごぼごぼと咳をした。
「どうも永年御世話様でございました」
彼女がもう二度と来ないということは、村人を寛大な心持にさせた。