후리가나로 읽는 일본 고전
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あきのかご
秋の駕籠
山本 周五郎
山本 周五郎의 秋の駕籠(あきのかご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,356자 · 35화면
「だから肚が立つのよ、いつもは猫をかぶってやがって、ひと皮むけばげじげじ閻魔ときやがる」
「げじげじ閻魔だって」
「いつも無精髭を伸ばしてるし、胸からなにから毛むくじゃらで、おまけに二人の喧嘩でおっかねえ顔をしているから」
「ちょっと待ってくれ」六助は眼をすぼめて云った、「そいつは、まさか、よもや、おれのことじゃあねえだろうな」
「おめえのことよ」中次は盃を持った手で自分の膝を叩いた、「よそのやつのことなら怒りゃしねえ、おめえのことを云ったから怒ったんだ、おめえのことをそんなふうに云ったから」
「おれのことをだな、お梅が」
「げじげじ閻魔ってよ」
六助はふくれた。自分でもふくれたのがわかった。中次は友の顔を見て頷いた、友の顔がふくれたのは怒ったので、怒るのが尤もだという頷きようであった。
「ふざけた娘だ」六助は云った、「こうなると云ってやらなくちゃならねえ、おめえにはおれのことを悪く云い、その口でおれにはおめえの悪態をつく、ようし、ひとつこれからいってとっちめてくれよう」
「おれの悪態をついたって」
「癖になる」六助はひょろひょろと立った、「でかけていって、ひとつぎゅっというほど」