후리가나로 읽는 일본 고전
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あきのかご
秋の駕籠
山本 周五郎
山本 周五郎의 秋の駕籠(あきのかご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,356자 · 35화면
中次はせっかちでもなく、悪くおちついてもいなかった。少し疳が強くて、無口で、怒りっぽいところがあった。怒るとむきになってどなった。暴力をふるうのが嫌いなので、いっそう激しくどなるようであった。
二人は与兵衛店の、堀のほうから数えて七軒めと八軒めに住んでいた。二人で七軒めにいるときもあるし、八軒めにいるときもあった。また七軒めと八軒めとに、分れて住んでいることもあった。分れているときは喧嘩をしているので、そうなるとお互いに口もきかず、稼ぎにも出ずに遊んでいた。しかしそれは長くは続かなかった。二人ともほかに友達はないし、これという道楽もなかった。将棋と釣りが好きであったが、それは二人いっしょでなければ面白くなかった。たいてい五日か七日、長くとも十日くらいで仲直りをした。仲直りをするとどちらかがどちらかと一緒になった。六助が中次のほうへ移ることもあるし、その反対のこともあった。そのためには、どっちか一軒はいつも空けておかなければならなかった。家主の与兵衛は初めのうちはこの関係を知らなかったので、或るときその一軒を貸そうとしたことがあった。すると二人がやって来て怒った。