후리가나로 읽는 일본 고전
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くうをとぶパラソル
空を飛ぶパラソル
夢野 久作
夢野 久作의 空を飛ぶパラソル(くうをとぶパラソル)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,190자 · 40화면
「アハハハハハ書きゃしないよ。……しかし君等はナゼ姉歯をフン縛らない」
大塚警部は苦笑した。二三本白髪の交った赤い鬚を、自烈度そうにひねりまわした。
「手証が上らないからさ。あの姉歯という奴は、大学の婦人科に居った時分から、主任教授に化けて大学前の旅館に乗り込んで、姙婦を診察して金を取った形跡がある。今開いとる産婆学校も、生徒は三四人しか居らんので、内実は堕胎専門に違いないと睨んどるんじゃが、姉歯の奴トテモ敏捷くて、頭が良過ぎて手におえん。噂や投書で縛れるものなら縛って見よという準備を、チャンとしとるに違いないのだ」
「フーム。この辺の医者の摺れっ枯らしにしてはチット出来過ぎているな」
「そうかも知れん。殊に今度の事件などは、相手が佐賀一の金満家と来とるから、姉歯も腕に縒をかけとるという投書があった。むろん十が十まで当てにはならんが、彼奴のやりそうな事だと思うて前から睨んではおったんだ」
「投書の出所はわからないか」
「ハッキリとはわからんが、大学部内の奴の仕事という事はアラカタ見当がついとる。早川の今の下宿を世話した奴が、姉歯だという事もチャンとわかっとる。